えー、観劇三昧の週末でございました。幸せだけど睡眠時間が削られてて
#それは自業自得。
辛いのですが、何とか生きてますorz。
で、土曜日はいつものごとく、キャラメルボックスの公演を見て参りました。
今回は「きみがいた時間 ぼくのいく時間」という作品で、3年ぶりに
上川隆也さんがキャラメルの公演に出演、ということで公演前の宣伝や
注目度も高かった公演なのであります。
●ストーリー●
住島重工の研究員・秋沢里志は、海外派遣留学を終えて、5年ぶりに
ニューヨークから帰国する。空港で待っていたのは、5年前に別れた
はずの恋人、梨田紘未(ひろみ)だった。自分の帰りを待ち続けて
いた紘未に、里志は激しく心を動かされる。一方、里志は住島重工の
子会社P・フレックで、新しい機械の開発に携わることになる。
それは、物質を39年前の過去に送り出す機械、クロノス・スパイラル
だった。最初の実験の日、里志の元に電話がかかってくる。紘未が
トラックに撥ねられ、病院に運ばれた……。
というお話。原作は「黄泉がえり」「この胸いっぱいの愛を」等を
書かれた梶尾真治さんの同名の作品で、タイムトラベルを題材にした
お話です。
愛する人を救うため、39年前の世界にタイムトラベルする主人公、
里志を上川さんが演じるのですが・・・。
まず最初に謝りたい。私、上川さんって俳優さんをナメてました。
いや、もちろんテレビで見たことはあったしー、演技が下手だと思って
いたわけではないのですが、のんきに「舞台俳優さんの割りに自然な
演技だなー」とか思っていたのですけれど。
生上川隆也(?)はすごかった。なんていうのかなー、上手くいえないけど
舞台の上ですごく映える役者さんなんだなーと。
もちろん身長が高いとか、顔立ちが整っているという外面の印象も
あるのだけど、なんていうのかな、存在感がすごいかな。
あと実力も。私は役者さんの変に力の入った演技(舞台俳優さんにありがち)
や、妙に抑揚のある台詞回しとかがたまに鼻につく時があるのだけど、
上川さんの場合自然に「その役の人物」が舞台上に存在してる。
これはやっぱりなかなか出来ないことだと思う。
そして。一番「すごい」と思ったのは、一人の人生の33歳〜72歳までの
39年間を、声と、歩き方と、姿勢で見せてくれたこと。かな。
私は宝塚歌劇をこよなく愛していますが、ヅカではスターの方が演じる
主要な役どころは、いつでもどこでも何をしてても「常に美しい」。
ピンと伸びた背筋、軽やかな立ち居振る舞いで、いくら年配の役でも
常に男前。
反対にテレビや映画だと、若い時と、年をとった後では役者さん自体が
違ったり、もしくは特殊メイクで完璧な老け顔を作ったり。
でも、舞台では違う。役者さんが自分の体で、声で、若い頃から老人までを
演じ分ける必要があるのですよね。
今回、里志は33歳から始まって、最後は72歳まで年を取ります。
一場面ごとに。若々しい里志から老人へ。
声の張りも、歩き方も、座った姿勢まで。段々小さくしぼんでいく里志。
「今何歳です」なんて言わなくても、明らかな老人がそこにはいて、
それにまず脱帽。自分の体と、声と、仕草で39年間の時間の流れを
見せることが出来るなんて、すごくないっすか?
最後はしわがれた声になって、でもその声はマイクを使わなくても
劇場中にきっちり聴こえる。
・・・どういう仕組みなのよ!!!!!って言いたくなるくらい。
役者の力量、ってのをまざまざと見せられました。うーん、すごいよ。
正直、「ああ、舞台役者さんにしては顔がいいからテレビにも出られる
ようになったんだね」とか思ってましたが(ひどい)んなこたーない、
実力でもきっちり「上に上がっていく」だけのもんを持ってる人なんだなーと
納得。
ストーリーに関しての感想はバレがあるので追記にて。
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